堺東 リラックスの空間

大阪の繁華街といえばやはりキタやミナミなどの市内が有名です。
非常に広い地域にわたって飲み屋街や様々な歓楽施設があり、不況だといわれつつ人通りも絶えません。

でも天王寺よりも南に進むと大きな歓楽街というのはだんだん見当たらなくなってきます。もちろんお酒を呑める場所というのはどんな地域にもありますが、さすがに大阪の中心部に比べるとトーンダウンするのは仕方がないでしょう。

そんな中、南大阪において比較的まだ繁華街と呼べる地域が残っているのが堺です。
なかでも南海高野線堺東駅周辺。
この堺東は、飲み屋街だけでなく店舗型のアジアンエステも多数存在する地域です。

昔、堺東駅の西向かい側、りそな銀行の横の通りを少し入ったところにドレミというチャイナエステがありました。当時は今ほどネット上での情報が流通していた時代ではありませんでしたが、それでも数少ない掲示板などでよく名前を見かけていたので人気店だったと思います。内容は普通の基盤店。

囲碁クラブのあるビルのたしか4Fくらいだったのですが(囲碁教室みたいなのは今でもあります)、エレベーターがないので階段で上がるしかなく、必ずドアを開け放たれた囲碁クラブの横を通らなければならないという立地。

そのビルの上の階はドレミしかなかったので、そこを素通りしていく人は何目的でどこに向かっているのか皆がわかりつつも、あえてそちらには目線をむけないようにするという暖かさに満ちあふれた世界でした。

とうの昔にドレミはなくなり、今では違う名前のアジアンエステっぽい店舗が同じ場所にあります。内容はどんなものなのかはわかりません。
普通のマッサージ店ではないと思いますけれども。

そこに限らず、この堺東一帯のあちこちにあるアジアンマッサージ店は基盤店が非常に多いです。裏通りに入ってちょっとキョロキョロするとすぐにチャイナエステの看板が目に入りますが、その店名で検索してみてもホームページすらないところがたくさん。

そして内容が内容なだけにすぐにそのお店はなくなり、なくなったと思ったら全く同じ場所に違う店名の看板が立っていたりなんてことはしょっちゅう。

これはアジアンエステに限らず、翁橋界隈にある日本人風俗店でもただのピンサロのはずなのになぜかメニューにどうどうと基盤コースが掲載されているという謎のお店もありました。しばらくするとあっさりお店自体なくなってしまいましたけれど。

そういえば書いている最中に思い出しましたが、堺東を少し西に行ったところ、阪神高速15号線沿いに熟女サロンだったかヘルスとピンサロが合体したような(個室のピンサロみたいな感じ)お店がありました。
今でも確か看板だけ残っていたような。

そこではシングルマザーが働くことを考慮してか店内に託児ルームというか子供を預かる部屋のようなものがあり、こちらが個室で嬢と全裸であれやこれやをやっているところへ、明らかにその嬢の子供と思わしき小さな子供の遊び声が聞こえてくるというなんとも妙な空間でした。

生きていくのは大変だなと思うとともに、なにがなんでも生きていこうと思えばその方法や道筋はあらゆる形で用意されているのだな、と何故か力強い気持ちになったのを覚えています。

さて、今回行ってきたのはこの堺東にある「リラックスの空間」というアジアンエステ。今回あたったのは中国の女の子でしたが、おそらく日本人も在籍しているっぽかったので多国籍なアジアンマッサージ店です。

場所は堺郵便局の横の道を南へ少し進み、交差点を越えた先にある一つ目の横道を曲がってすぐの十字路の角にあるビル。
なおこの十字路を南へ向かってのぞいてみると「吉祥院」と「縁(えん)」という二つのアジアンエステ店の看板が見えました。

この2店舗にも若干興味はわきましたが、今回の目的地はこの角にあるエイトワンビル翁橋の2F、リラックスの空間です。

最初2Fにあがるエレベーターに気づかず普通に階段で2Fまで行くとお店の裏口についてしまいました。

キタやミナミのこの手のお店でもたまにエレベーターを使わず店のある階まで階段であがることがありますが、よく裏口っぽいとこにたどりついてしまったりします。
表のいかにもエロマッサージ店といった薄暗い雰囲気と違い、裏側では明るいなかタオルや洗濯物が所狭しと干されていたりして、なんともいえない普通の日常的な生活感がただよっていて何だかちょっとおもしろいです。

とりあえずここでは裏口から入れそうではなかったので一度降りてエレベーターから再度2Fへあがりなおし。

今度はちゃんとお店の入り口へ到着。
エレベーターを降りるとそこはもう店内です。
下足スペースのような空間を通り過ぎると右手に受け付け、左手奥に施術室が見えます。

お店の中はかなり広く木張りっぽい内装でおしゃれな感じ。
かなりきれいなお店です。

受付をしてくれたのは日本人男性でした。
ガタイはいいですが説明や物腰は非常に丁寧です。

ホームページに割引イベントが載っていたのでそれを適用してもらいます。
スマホでその画面を見せて90分10000円が9500円に。
さすがに500円割引ではあまりお得感がありませんが。

お金を払って施術室へ案内されます。
施術室はかなり広く、その真ん中にベッドが置いてある造り。
ドアがカーテン仕様で天井が筒抜けになっているのは通常のアジアンエステです。

ちょっと珍しいのがベッドの頭部分の壁が全面鏡張りになっていること。
とはいえ薄暗いので鏡のほうを向いてもあまり何も見えません。
ただ全体的にお金がかかってそうな内装です。
何故か地方のソープを思い出しました。

さて、ここから女の子がくるまでしばらく待ちます。
なお90分の時間の開始は女の子が部屋に到着してからだそうです。
全裸でおなじみの紙Tバックへと履き替え、しばらくぼんやり。

なかなか来ません。
結局10分ほど待っていて、ようやく到着。

かなり若い目の中国の小姐。
でもメイクは濃いめ。
赤を基調としたスウェット地のようなミニのボディコン風衣装を着ています。
お店の制服でしょうか。
そして手には大きなプラスチックの桶を持っていました。

ここからうつぶせになってマッサージスタートというのが一般的ですが、このお店は違います。

小姐が持っていた桶にはお湯が入っています。
色が赤っぽく花の香りがしていたので、入浴剤的なものが投入されている様子。
その桶の中へ足をいれるようにいわれました。

紙Tバック姿でベッドへ腰掛けたままお湯の中へ両足を突っ込みます。
いわゆる足湯。
そして足湯へつかっている間、後ろへまわった小姐が首や肩をマッサージ。

訛りが残っているとはいえ、この小姐はなかなか日本語が達者で肩を揉みながらいろいろと話しかけてくれます。ただ今日の大阪は台風がくるという、いや普通に晴れてて天気予報でもそんなことは全くいってなかったような気がします、というなんだか噛み合わない会話となっていたのはご愛嬌。

わりと店内が静かだったことと、施術室の壁が天井付近にはなく全部屋つながった状態になっていることもあり、左右の施術室で交わされている会話がほぼそのまま聞こえてきます。当然この部屋での会話も聞こえているのでしょう。
それを考えるとあまり大声でしゃべる気にならず、なんとなくボソボソしゃべってしまいます。

ちなみにこのとき隣の施術室の会話が細部に至るまで丸聞こえでした。
その内容はさておき、どうも聞いていると女の子の話し方が普通の日本語で、かつ会話の中身からもどうやら日本人らしき感じだったので、このお店は特に中国の女の子のみが在籍しているわけではないんだなと思った次第です。

足湯&肩揉みが終わったところでうつぶせになり、通常のマッサージが開始されます。
肩から始まり、背中全面、腰、足、爪先まで指圧マッサージ。
この小姐はそこまで力強くなくガシガシくる施術ではありません。
ただ凝りがたまっている箇所を発見すると、ピンポイントでそこに全体重をかけて指圧をしてくれるので力加減のわりには結構効きます。

ほどよくほぐれたところで次はオイルマッサージ。
こちらも上半身から。
上半身が終わると次は下半身。

紙Tバックの紐部分に手をかけられ下へ引きずり下ろされます。
半ケツ状態に。
そしてオイルを垂らしてからお尻の周りの筋肉をグリグリと。
若干くすぐったいながらもここのマッサージは気持ちがいいです。

この時点で肛門部や鼠径部への攻撃は特になし。

足の裏までオイルまみれの手でグリグリされてうつぶせの施術は終了。
一旦ずり下げられていた紙Tバックを戻されます。
暖かい濡れタオルによって背中のオイルも拭き取られました。

そしてあお向けへ。
胸、お腹、太ももへオイルがたらされ、中華エステ特有の両手でぐるぐる円を描くようなマッサージが行われました。
太ももの内側あたりを施術されるときは、その指先が紙Tバックに包まれた袋あたりを引っ掻くようなこするような微妙なタッチで走り抜けていきます。

あお向けのオイルマッサージも終了。
こちらも濡れタオルで付着したオイルを簡単にぬぐってくれます。

ここで場所移動です。
移動先はシャワー室。
シャワー室の真ん中には洗体用のベッドがあり、その表面を小姐が一通りお湯で暖めたあと、うつぶせに寝転ぶようにいわれました。

このシャワー室、正直ちょっと寒いです。
考えてみれば今はもう10月。
まだ暖かいとはいえ真夏とは違います。
シャワー室が広いこともありお湯をかけられて一度洗体ベッドは温もるものの、すぐに冷えてきます。

これは別にこのお店に限った話ではありませんが、広めの洗体部屋のあるアジアンエステは夏の時期を過ぎるとだいたい寒いです。
でもこれはどうしようもないでしょう。

ベッドの上でうつぶせになっていると体の裏側全面にボディーソープを泡立てた大量の泡をのせられます。
そして小姐の両手による洗体が開始。
タオルでぬぐってもらったとはいえ体に付着したオイルはなかなかすぐにとれるものではありませんので、こういった形で洗ってもらえるのは非常に助かります。

体の裏側を洗ってもらったら一度シャワーですべて洗い流され、今度はあお向け。
同じ要領で体の全面を洗ってもらいます。

そして前面も洗い流され洗体は終了。
体を拭いてもらい、シャワー室の前で紙Tバックを脱いで捨て、タオルを腰に巻いて施術室へ戻ります。

部屋へ戻ると小姐がお茶は熱いのがいいか冷たいのがいいかと質問してきました。
あれ、もしかしてこれで終わり?と思って聞いてみると、これで終わりだとのこと。
念のためあっちは?と聞いてみるとそのサービスはないという返事。

まさかの抜き無し店。
このホームページの感じとあの料金で無しというのは、本当にまぎらわしいというか勘違いしてしまいます。
この料金で健全店なら2~3回いけますし。

基盤店の多い地域でできるだけそれを外して選んだお店が今度は無しのお店だったというのはもうどうしていいのやらわかりませんが、とりあえずこのお店は外れということで今度足をむけることはないでしょう。

無いなら無いで仕方がありませんので、冷たいお茶をもらい、服を着て退店となりました。

90分の間、あるかもあるかもと思いながら結局無しだったときの気持ちの処理が毎度のことながらなかなか大変です。せめて料金設定くらいから有り無しが判別できるようになっていればいいのですけれども。

ここまで悶々とした気持ちで終わってしまうのなら追加いくらかで更にこれが有ります的な感じに竹の子剥いでくれと思わなくもないものの、それをされたらされたでなんだこの店はという気持ちになってしまうので結局のところ無しは無しのままいてくれたほうがお互いのためにも良いというなんだかよくわからない心理状態。

そういえばこの翁橋付近から少し北へいったところにユートピアというアジアンエステ店がありましたが、その店舗の雰囲気がなんとなくこのリラックスの空間と似ていたので(特に看板がそっくりでした)、もしかしてあちらのお店も無しなのかもしれません。

最近はこの手のエステやマッサージ店のことを書いている関西圏のブロガーさんもなんとなく増えてきたような感じで、お店選びの参考になる情報も多く非常に助かっています。ただいかんせん大阪市内よりも南の地域に関する情報はまだ多くありません。

そうなるとやはり地道に自ら足を運んでどんなものなのか確かめる必要があり、それはそれでこの種のお店を巡る楽しみのひとつでもあるのですが、それでも外れ店に当たった帰りの足取りは快適とはいえません。

マッサージを受けた後なのに何故か筋肉が重いというか。

でも南大阪もそれなりに謎のお店が多いので、もう少し探っていきたいと思います。
基盤店を避けながら。

コメント

  1. アバター ただただ より:

    お疲れ様です。ここは違うサイトでは巨乳の娘がいたりで良いように書かれてましたが、今回は駄目だったようですね。やはり他の掲示板は釣りみたいなとこがあるから要注意ですね。堺東あたりは他の店も同じかもしれませんね。

    • アバター bang_goo(管理人) より:

      >>ただただ さん
      ありがとうございます。
      堺東は探せばもっとありそうですけど情報が少ないので手探りです。

  2. アバター 匿名 より:

    これは残念な体験でしたね。でもたまにこういう経験をすると
    結構地雷店に当たっても許せるようになってるんですよね。

    • アバター bang_goo(管理人) より:

      ありがとうございます。
      ちょっとずつこういったことにも慣れていきます。

  3. アバター ただただ より:

    がんばってください。でも残念ながら堺東あたりではマッサージ系重視のお店は皆無に等しいです。また調べておきます。

    • アバター bang_goo(管理人) より:

      >>ただただ さん
      ありがとうございます。
      たしかに無さそうだな、という感じはすごくしています。
      ですので見つかれば当たりくらいな気分で。

  4. アバター ニワトリアタマ より:

    古い記事ですが見つけてしまったので書き込みを。
    いま店内です(笑
    少し離れたユートピア(現在はブランシュールマノ)とは姉妹店というか系列店というかお姉さん達は同じというか。
    マッサージはいいですね。とてもいい。
    ヌキは、、スタッフによるし通って仲良くなれば。
    そこまでするのもなんだかなあというお店ではありますが。